ポピー

ペチュニアの改良品種でサフィニアというサントリーから出ている花があります。

今店では釣り鉢の５号鉢１個１８００円にて販売中です。

３号苗で３００円ぐらいしますから高いって言わないでください。

それだけ価値のあるぐらい大きく見事にに育ちます。

普通のペチュニアとは全然違います。

この花は個人的に思い入れのある花です。

というのは大学でこの花を卒論の研究題材にしたからです。

大学は園芸学部卒なのですが、１０年程前の話です。大学の教授が

サントリーの研究者と知り合いで、サントリーの作ったサフィニアの新色(当時）

バイオレットミニの基礎研究をしていました。サントリーが作った青色サフィニアで、

今の青いカーネーションや青いバラの元になった研究です。

ペチュニアは縦に伸びますが、サフィニアは横に伸びるのが特徴で、

その中でも青色は、パンジーからとった青色の遺伝子をペチュニアに入れて作られました。

それを試験管の中で人工的にやってみようというのが卒論でしたが、

失敗したまま卒業しました。

当時は青いカーネーションができました。っていうのが大騒ぎで、ドライフラワーに

なったのをみんなで見せてもらったことを覚えています。

それから１０年たつと青いカーネーションはムーンダストという名前で、

花キューピットでも普通に出回り、青いバラも発売されました。

この青色色素は、ポリフェノールでブドウのポリフェノールに匹敵するものです。

活性酸素の除去に効果があります。

個人的には、このポリフェノールでサントリーなら特定保健用食品を取れる商品が

作れると思うのですが、余計なお世話かな。

育て方は乾燥気味を好みますので、風通しの良い、日当たりの良いところで管理してください。

うまくいけば春から秋まで咲いています。そのままほっておくと、ボサボサになってしまうので

伸びた部分はバッサリとカットしましょう。１ヶ月もすると綺麗になるので、苗のうちから、

先止めをする感じで切ってあげると、枝分かれしてこんもりと綺麗になります。

冬は寒さ避ければ冬越できますが、基本は１~２年草です。

２年目の夏に突然枯れたりしたことがあります。

品種改良された品種なので、生殖機能がおかしくなっていますので

種をとってもうまく育ちません。また種を付けると花付が悪くなるので

こまめに花がら摘みをすると良いでしょう。花がらがカビが生えることにもなりますし。

最近ではサフィニアブーケやサフィニアフラッシュという新しい品種も出てきました。

それはまた次の機会に。

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